インフレとは?継続的な物価の上昇
インフレとは、継続的に物価が上昇すること。
インフレが発生すると物価が上昇します。今日、”あなた”が100円で「たまご」を購入したとします。そのときインフレが発生していた場合、次の日には、同じ「たまご」が100円で購入できない可能性があります。
インフレの事例
実際のインフレが発生した事例をもとに、インフレの仕組みを見てみましょう。
2021年のガソリンの価格は、「100円/1L」だった。
しかし、ウクライナ情勢が発生し、2022年には「150円/1L」になった。
この2021年〜2022年までの、ガソリン価格のインフレ率は、50%だった。
注1)ガソリンの価格は実際の価格とは異なります。
上記の事例では、1年間でガソリン価格が50%上昇していました。
したがって、1年間のインフレ率(物価上昇率)は50%となり、2021年に100円で購入できていた商品が、2022年(1年後)には、150円必要となります。
デフレとは?継続的な物価の下落
デフレとは、継続的に物価が下落すること。
デフレが発生すると物価が下落します。先ほどご紹介した「インフレ」は、物価が継続的に上昇することを言いましたが、「デフレ」は逆の効果があります。
デフレが発生すると物価が下落、あるいは停滞してしまい、経済成長が抑制されてしまいます。
デフレの事例
実際の事例を見てみましょう。
おそらく最も身近な事例として、「日本の物価」が挙げられます。
「日本の物価」1960年〜1970年代にピークをつけ、徐々に下落していることが分かります。
直近の2020年には、ウクライナ情勢や円安の影響で、インフレ率が急速に上昇し、家計の出費が増加しています。特にエネルギー関連用品の中でも、石油関連製品のトイレットペーパーやガソリン等の上昇が顕著にみられました。(TradingEconomics社より日本インフレ率:参照)
日本はデフレ?インフレ?どっち
ここで一つの疑問が生まれます。
現在の日本は「デフレ」なのか。「インフレ」なのか。
あなたはどのように考えますか。
日本は長年、物価が上昇していないからデフレ?
それとも、ウクライナ情勢の影響で物価が上昇しているからインフレ?
では、あなたの回答を覚えておいてくださいね。
答えは、、、
どちらも、正解です!!
実は日本の物価動向をみると、直近のインフレ率は上昇しています。しかし、長期的な目線でインフレ率をみると未だ低迷していることが分かります。(TradingEconomics社より日本インフレ率:参照)
したがって、現在の日本の経済状況は、「デフレ&インフレ両方」という答えが正解になります。正解した方はお見事!!!(自分を褒めてあげてください)