石破茂氏は、自民党の衆議院議員で、2023年12月現在、派閥に所属していません。しかし、2015年9月から2021年12月まで、石破氏をトップに20名の議員で構成される「水月会」という派閥を主宰していました。
水月会（石破グループ）とは
水月会は、石破氏が2015年9月に結成した派閥です。派閥名は、石破氏が好きな俳句「水月堂に遊ぶ花鳥かな」に由来しています。
水月会の所属議員は、石破氏の支持者や、石破氏と同じく「脱原発」「憲法改正」などの政策を掲げる議員が中心です。
【公式ホームページ】
水月会の特徴
水月会は、以下の特徴があります。
少数派閥
水月会は、自民党の派閥の中では、比較的小規模な派閥です。2021年12月の解散時、所属議員は20名でした。
非主流派閥
水月会は、自民党内では、非主流派閥に位置づけられます。石破氏は、2020年の自民党総裁選挙で、岸田文雄氏に敗れて以降、政権の要職から外れています。
政策派閥
水月会は、政策を重視する派閥です。水月会の所属議員は、脱原発や憲法改正などの政策を掲げています。
水月会の解散
水月会は、2021年12月に解散しました。石破氏は、派閥の存続を模索していましたが、派閥の規模が小さいことや、石破氏自身が政権の要職から外れていることを理由に、解散を決断しました。
水月会の今後
水月会は、解散しましたが、石破氏の支持者や、石破氏と同じく「脱原発」「憲法改正」などの政策を掲げる議員は、今後も石破氏を支援していくと考えられます。
石破氏は、2024年7月の参議院議員通常選挙に岡山県選挙区から出馬する予定です。石破氏が選挙で勝利し、政権復帰を果たすようなことがあれば、水月会を再結成することも考えられます。
