(電動キックボードが無免許で公道の走行が可能に! 公道を走る上での注意点をご紹介します。 (2024年4月の法改正より))
あなたは2024年から電動キックボードが無免許で走れることをご存知でしょうか?
実は2022年4月に道路交通法の改正案が可決され、「電動キックボードは16歳以上という条件をクリアすることで、免許が不要」となりました。
しかし、電動キックボードで公道を走るにはさまざまな注意点があります。
この記事では、2024年4月の法改正で電動キックボードで公道の走行が可能に!公道を走る上での注意点をご紹介します。
電動キックボードは公道を走れますか?
電動キックボードは公道を走れます。
しかし、道路交通法や道路運送車両法などの法律に規定されている「走行条件をクリア」する必要があります。
走行条件の詳細は「電動キックボードで公道を走るときの注意点とは」で、詳しくご紹介しているので、気になる方はこのまま本記事をご覧ください。
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電動キックボードの運転は免許は必要ですか?
法律上、電動キックボードの運転には免許が必要です。
しかし2024年4月に法改正され、16歳以上の方であれば無免許での運転が可能となり、電動キックボードの運転に免許は必要ありません。
電動キックボードの運転をするには、下記のような条件をクリアする必要があります。
また、「電動キックボードに必要な装備の着用」や「飲酒していないこと(飲酒量(g)÷4時間以内に)」などの条件のほか、道路交通法に記載のある条件を全てクリアすることが必須となります。
「電動キックボードに必要な装備」に関しては、「電動キックボードで公道を走るときの注意点とは」をご覧ください。
電動キックボードは法律上、「原動機付き自転車・バイク」に該当し、飲酒した上での運転は「飲酒運転」で法律違反となってしまいます。
したがって、バイクと同様、飲酒してから一定の時間経過したのちに運転しましょう。
詳細な条件はこちら
電動キックボードの無免許運転の解禁はいつから?
電動キックボードの無免許運転(16歳以上の方に限る)が解禁されるのは、「2024年4月(予定)」です。
「2022年4月に解禁された!」と勘違いされる方は多くおられますが、2022年4月は法改正案が国会で可決されただけで、法律が施行されるのは2024年4月からとなります。
電動キックボードで公道を走るときの注意点とは
(1)電動キックボードで公道を走るときの注意点「ヘルメットの着用」
電動キックボードで公道を走行する場合、「ヘルメットの着用」が必要です。
警視庁のホームページには、「電動キックボードは”原動機付き自転車”に該当し、ヘルメットの着用が必須」と記載されています。
そして、電動キックボードで無免許運転をしてしまうと「罰則3年以下の懲役、又は50万円以下の罰金」が課せられるので、運転をする際は注意しましょう。
(2)電動キックボードで公道を走るときの注意点「バックミラーの装着」
電動キックボードはバイクと同じ扱いとなるため、公道を走行する際は「バックミラーの装着」が必要です。
警視庁のホームページには、「後写鏡(バックミラー)が装着されていない場合、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金」が課せられ、整備不良の車両での走行は罰則の対象となると記載されています。
(3)電動キックボードで公道を走るときの注意点「フロントライト等の保安基準に適した設備の装着」
電動キックボードで公道を走行する際には、安全に走行するための一定の設備を装着している必要があります。一例として、フロントライトやバックミラー、ブレーキ等が挙げられます。
また、道路運送車両法に応じた保安基準に適した設備が装着されていない場合、「3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金」が課せられます。
(4)電動キックボードで公道を走るときの注意点「16歳未満の運転」
電動キックボードの運転は、2024年から「16歳以上で無免許」の運転が可能となります。
一方、「16歳未満の方」は道路交通法上、電動キックボードの運転ができません。
もし条件を満たさない方が運転をしてしまった場合、「罰則3年以下の懲役、又は50万円以下の罰金」が課せられます。
「参考資料」
電動キックボードで公道を走る際に必要な設備の一覧(警視庁HP)
電動キックボード、道なき道 自転車道「印だけ」7割(日本経済新聞 NIKKEI)